うっちーわーるど

趣味のエッセイ「Uty Days」 その1

パーマンの恋物語

自分が一番好きなマンガ家を一人挙げるなら、私は迷わず「藤子・F・不二雄」先生を挙げます。好きな理由などはまた別の機会にじーっくりお話させていただきたいですが、今回はその作品の中から、「パーマン」を取り上げて、ちょっと自分の気になっている話をさせていただこうと思います。
それは、「パーマン1号」こと、「須羽みつ夫」と、「パー子」こと「星野スミレ」の恋の行方について。(^^;)

〜大スターの不器用な恋の物語〜

御存知の方は御存知と思いますが、「星野スミレ」は、大人になってからも、「ドラえもん」に人気スターとしてときどき特別出演していて、その中で秘密の思い人として、「須羽みつ夫」君が出てきます。で、当のみつ夫君は何をしているのかというと、バード星(パーマンの本部?)に、留学にいっていて、スミレちゃんの「いつかきっと帰ってくるわ」というセリフから判断すると、まだ帰ってこないどころか、里帰りすらしていないように思われます。
「パーマン」の作品中では、みつ夫君は人気歌手「星野スミレ」の大ファンのくせして、いつも一緒に行動している「パー子」の正体が当の「星野スミレ」であることはまるで知らずにお転婆扱い。そして、みつ夫君としては同級生の「みっちゃん」こと「みち子」に片思い中。(なお、ほとんど相手にされていない。)
スミレちゃんはというと、テレビでインタビューアの質問に、「好きな人がいる」と素直に答えてしまうくらい、みつ夫君のことが好きなくせに、「パー子」でいる時にはそんな素振りは全然見せず、それでも、みつ夫君の前ではおしとやかに振舞ってみようとしてみたり(して失敗したり)、ちょくちょくみち子さんにやきもちも焼いてみたり、何げにせつない恋をしています。

パー子は、バード星へ旅立つみつ夫君に、餞別代わりに正体を明かしています。だからみつ夫君もパー子の正体はもう知ってるんですが、パー子がみつ夫君のことを好きだってことは、遠いバード星(ケンタウロス座のプロキシマ)にあって、気づいているかどうか。

そうすると、この二人の恋物語は、みつ夫君が地球に帰ってきてから、ふたたび始まるんでしょう。その恋の行方は、どうなるのか。自分的には、つらい芸能生活を続けながら、小学校からの恋を温め続けているスミレちゃんには、頑張ってみつ夫君をつかまえて欲しいなぁ、そんなことを思うんですが。

御意見有ったらぜひ聞かせてください。(master@unitmarket.jp)

参考・引用文献
小学館 てんとう虫コミックス「ドラえもん」(24巻 目立ちライトで人気者 他)
小学館 コロコロ文庫「パーマン」(全5巻)

2001.10.25 うっちー(master@unitmarket.jp)

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